株式会社321(以下、「321」)主催のライバーイベント【321夏祭り2023】が2023年8月13日に豊洲PITにて開催されました。トップクラスの人気ライバーに直接会えて声援を贈ることができる貴重な機会です。
リスナーはもちろん、トップを目指しているライバーや、これからライバーになりたい方にとっても刺激になるリアルイベントでした。
それでは当日の様子をお伝えしていきます!
今年の夏祭りは、前年と比べて出演ライバー数やコンテンツ数、会場の規模もバージョンアップしています。恒例となっているボーカル王者決定戦やファッションステージのほか、321 アイドル部によるパフォーマンス、コラボメドレーなど目白押しの内容でした。
最後にはライバーもリスナーもあっと驚く発表があり、最初から最後まで充実したイベントでした。
Vライバー5名から開演中の注意事項が伝えられました。Vライバーとは、顔出しをせず、自分専用のアバターを使って配信をするバーチャルライバーのこと。321は「顔出しには抵抗があるけれどライバーになってみたい!」という人のサポートも行っているのです。
華々しくオープニングを飾ったのは「さくらんBOYZ」。321のライバーの中でも絶大な人気を誇るしげんくん、yuuuさん、TAIHEIさんからなるユニットです。テイストの違うオリジナル楽曲を3つ披露し、会場の空気をあたためました。
続いてはふじこそさんのライブパフォーマンス。さくらんBOYZとは打って変わって、しっとりとした楽曲で始まりました。
ふじこそさんは2年連続でボーカル王者決定戦に出場していた実力者。1年前からこの日に向けて配信を頑張っていたそうです。リスナーへの想いとエールを込めたオリジナル楽曲を披露してくれました。
ここでMCの大倉士門さんが登場。前年までは会場の声出しがNGでしたが、今回はコールアンドレスポンスもOKとなり、会場の盛り上がりもよく分かります!リスナーさんも、ライバーにリアルで声援を送れるのは嬉しいですよね。
そして、次のコンテンツ「321アイドル部ステージ」でパフォーマンスするのは「グリッターシステム」と「PALE TULLE(ペールチュール)」。当日の券売数やチェキ、グッズの売り上げなどを競い合い、勝ったグループには大型アイドルイベントのステージへの出場が決まるとのこと。
大歓声のなかで「グリッターシステム」のパフォーマンスが始まりました。それまで座っていたリスナーのみなさんが続々と立ち上がって、さながらコンサート会場のようです。
ほとんどのメンバーがアイドル活動未経験者だとは信じられないほどの完成度の高いダンスと歌を披露してくれました。
そして、まさかのサプライズゲストとしてファウンダーのゆうこすさんも参加。1曲だけの参加でしたが、13年ぶりに歌って踊ったとは思えないくらいのかっこよさでした。
続いての「PALE TULLE」は、クラシカルなアイドルらしいパフォーマンスが魅力的でした。
メンバー挨拶では「ライバーは(配信では)孤独ですが、一つだと感じられる仲間と出会えて良かった」と涙ぐむ場面もあり、心があたたまるステージでした。
ここからはMCにゆうこすさんが加わり、夏祭りおなじみのボーカル王者決定戦。審査員は作曲家のAkira Sunsetさん、楽曲系のコンテンツが人気のYoutuber虹色侍 ずまさんの2名です。
Akira Sunsetさんは、決定戦が始まる前から「うますぎてそもそも審査するレベルではない」と出演ライバーたちの実力を絶賛していました。
以下、出場者12名のパフォーマンスを紹介します。
トップバッターはSakiさん。オリジナル曲の”まゆ”を披露してくれました。日常の生活を織り交ぜながら女性への愛情を歌う軽やかなジャズナンバーでした。
「緊張しました」とにこやかに話しつつも、リラックスしたパフォーマンスを見せてくれました。
Sakiさんのナンバーとは一変、キュートでアクティブなアイドルナンバーで会場を沸かせてくれたゆっきぃさん。「ゆっきぃしか勝たん!」というフレーズと弾ける笑顔が印象的でした。
パフォーマンス後には「めちゃめちゃ気持ちよかったです!」と達成感のある表情を見せてくれました。
次にソウルフルなR&Bナンバーで会場を引き込んだのは、おきえさん。のびやかな
ハイトーンボイスがとても魅力的でした。
「去年は3人組で出場したのですが、一人で挑めてよかったです」と茶目っ気たっぷりに語ってくれました。
Superflyの”輝く月のように”をパワフルに歌いあげてくれた、やなめぐさん。ゆうこすさんも「舞台裏で鳥肌が立った」と絶賛するほど迫力のあるパフォーマンスを披露していました。
「明確に伝えたい人たちがここにいるので、すごく心を込めて歌えました」とリアルイベントだからこその熱意を聞かせてくれました。
次はモードな衣装に身を包んだくるりさん。浮遊感のあるシティポップで、会場はゆったりとした雰囲気へと変わりました。
パフォーマンス後に「亡き母のために一番好きな曲を歌った」と明かしてくれたときに、会場から声援が聞こえたのも感動的でした。
会場に笑顔を向けてから歌い始めたAyaさん。安定感のある歌唱力とヴィブラートが印象的で、プロフェッショナルなパフォーマンスをしてくれました。
Ayaさんも3年連続でボーカル王者決定戦に出場しているライバーです。しかも、3年目にしてオリジナル曲を初披露。「もし決勝に進めたらフルバージョンで歌わせていただきます」と会場の期待を高めてくれました。
麦わら帽子に浮き輪、大きな水鉄砲を持ってステージに歩いてきたのは、藤重政孝さん。ファニーな出で立ちとは裏腹な渋い声で熱唱してくれました。歌唱力は言わずもがな、パフォーマンス後のトークでも会場を楽しませてくれました。
深音えりさんは、真っ直ぐな愛情を伝えるラブバラードを熱唱。透明感のある歌声と、胸を押さえながら心を込めている様子に胸を打たれました。
深音えりさんも前年からこのステージを目標にして配信を続けてきたそう。リスナーとライバーが一緒になって夢をかなえる場でもあるのだなと感じられました。
薄紫の華やかなドレスで登場し、ミドルテンポのラブバラードを披露してくれた矢田玲華さん。高音がきれいで、優しく噛み締めるように歌う姿に魅了されました。
なんと前年の夏祭りでは観客側だったそう。この日の舞台を夢に配信を頑張っていたと話してくれましたが、1年で大きなステージに立てるとは大変な努力を重ねてきたことがわかります。
こもりゆいさんは、自作の真っ白でエアリーな衣装で登場。軽やかなポップソングをかわいらしく楽しそうに歌っていました。
パフォーマンス後のトークでは雰囲気が一変。ユーモラスに会場を湧き立たせてくれました。
アップテンポのR&Bナンバーで第一声から会場の心を掴んだのはKIMIKAさん。プロ顔負けのダンスと堂々としたパフォーマンスが圧巻でした。
「真面目なギャルでやらせてもらってます」と言いつつ、2018年にはレディ・ガガさんと共演した経歴を持つライバーです。「一人ひとりが配信のなかでスターになれる」とライバーや配信の魅力を語ってくれました。
ラストはなりちゃんさん。前年に引き続いての出場で、安定感のあるパフォーマンスでした。歌いながらカメラに向かって笑顔を見せる様子がかわいらしく、丁寧に歌の世界を伝えていたのが素敵でした。
ボーカル王者決定戦の予選でひとしきり盛り上がった後は、デートをテーマに12名のライバーがコーディネートを披露。夏にしてみたい理想のデートを聞けたうえ、みんなのファッションセンスの高さにも驚きました。
次は夏のヒットメドレーを披露するコラボメドレーへ。普段一人で活動しているライバーたちのコラボを見られるのは夏祭りならではの楽しみです
チームAは浴衣姿で、チームBは思い思いのファッションで登場。まさみんさんはイベントに負けて諦めそうになっていたところを、リスナーのおかげで再チャレンジできたと、嬉しそうに語ってくれました。
チームAは大塚愛さんの”プラネタリウム”とWhiteberryの”夏祭り”をしっとりと、チームBはあいみょんの”マリーゴールド”とMrs. GREEN APPLEの”青と夏”をエネルギッシュに歌ってくれました。新旧の夏のヒットメドレーで会場も再び大盛り上がり。
ここで会場が暗転。Vライバーたちが「夏祭り」と聞いて連想するものをトークしていきます。表情豊かでそれぞれのキャラクターが滲み出ていてかわいらしかったです。
続いては、事前イベントで最も活躍したライバーのひかるさんが、有名作曲家たちによる提供曲を披露。”Light up”というダンサブルで、ラップパートもあるオリジナル楽曲です。
難しい曲だったと話してくれましたが、そんな様子をみじんも感じさせない圧巻のステージでした。
ライバーをAチームとBチームに分け、ゲームの勝敗を競うプログラム。ここでMCがしげんくんさんと、ふじこそさんにバトンタッチされます。
項目にまつわる数字の合計が321になるように選ぶゲーム。難易度が高めだったからかAチームがフリップを上げたところ、相当悩んだのかまだ数字しか書かれていない場面がありました。
最後の最後で逆転勝利するという番狂わせもあり結果発表まで楽しめました。
3、2、1のカウントダウンでポーズをし、揃ったら得点を獲得できるゲームです。お題は瞬発力と発想力が鍛えられるものばかり。思い思いのポーズを決め、Bチームが逆転勝利しました。
引き続きMCが大倉さんとゆうこすさんに戻り、321アイドル部の2回目のパフォーマンスが始まりました。
両チームの華やかなステージングが終わり、緊張感が漂うなかいよいよ結果発表へ。配信での勝者はPALE TULLE、券売ではグリッターシステム、そしてチェキやグッズの売上はグリッターシステムとなり、グリッターシステムがアイドルイベントへの出場権を獲得しました。
勝者が決定した瞬間、両チームとも嬉し涙や悔し涙を浮かべてこれまでの努力を称えている姿が素敵でした。
接戦でどちらかには決められないリスナーも多かったんではないかと思います。
次は待ちに待ったボーカル王者決定戦の決勝です。予選を突破したのは、5位やなめぐさん、4位こもりゆいさん、3位矢田玲華さん、2位藤重政孝さん、1位KIMIKAさんの5名。
矢田玲華さんはアイドル部のステージを終えた後とは思えない安定感のある歌声が素敵でした。虹色侍 ずまさんも「緊張を押し除けるような自信を感じられた」と絶賛していました。
藤重政孝さんは衣装を着替えて登場。会場にシャボン玉を撃ちながらパワフルに歌い上げてくれました。間奏のMCでは「おじさんの星として希望としてやってまいりました!」と観客を煽る一幕も。
最後は「二次審査でパフォーマンスできたことで枠のみんなに恩返しができたかなと感謝しています」とリスナーへのメッセージがありました。
KIMIKAさんはバラードナンバーを情感たっぷりに、リスナー一人ひとりに直接届けるように歌いかけていました。曲の途中では「どうか自分を愛して」と感動するメッセージも。
虹色侍 ずまさんは「今年一番感動した」と興奮気味に、Akira Sunsetさんは「何を言えばいいんですか。日本で一番いい歌だったかも」少し涙目になりながらコメントしていました。
パフォーマンス後は「一生懸命推しを推しているのにリスナーさんは自分の素晴らしさに気づいていない。だから気づいて」と愛のこもった一言を届けてくれました。
そして結果発表では、審査員2名とオーディエンス票、全てを得票してKIMIKAさんが優勝。最後は「もっともっと321を盛り上げられるよう頑張っていきます」と力強いコメントで締めてくれました。
エンディングでは登場したライバー全員がステージに勢揃い。そこでなんと次回「321夏祭り2024」開催決定のアナウンスがありました。
そして、ファウンダーのゆうこすさんから「ライバーだけで日本武道館を埋めたい!」と熱い宣言があり、会場がどよめく場面も。ラストに321の公式応援ソングを会場のみんなで歌って閉幕しました。
今年で「321夏祭り」が3回目、かつ声出しなどの規制もなくなったことで、ライバーとリスナーの一体感が増したように感じられました。回を重ねるごとに会場の規模は大きくなっていきますが、ライバーとリスナーの距離はより一層近づいているのだと思います。
ボーカル王者決定戦で、リスナーへの感謝や愛を表現するような曲を選んできたライバーが多いのが印象的でした。歌唱力を競う場ではありますが、同時にどれだけリスナーのリアクションに支えられ、励まされ、リスナーを愛しているかを伝えられる大切なステージなのかがわかりました。
最後に321所属ライバーだけで日本武道館を埋めるという目標が発表され、ライバー業界にかける321の並々ならぬ熱意を感じました。今回、1年で観客席からステージに立ったライバーもいたので、今からライバーを目指す方もチャンスに溢れていると思います。
常に高みを目指しているからこそライバーも共に成長していける321にこれからも注目です。
次回の「321夏祭り2024」もとても楽しみです!
インスタのDMで、ライバーになりませんか?なんて来たことはないですか?
ライバー事務所は数多くありますが、どんな事務所なのかわからない。
ライブ配信のことは聞きたいけど、安心できる会社かわからない。
安心できる事務所を見つけるために、トップライバーや多くのライバーたちに選ばれている事務所を調べてみました。
※ライブ配信アプリ5アプリ(Pococha・17LIVE・BIGO LIVE・Mixchannnel・SHOWROOM)の2023年10月度(10/31時点)のランキング上位30位の計150名のプロフィール・SNSを調査し、ライバー事務所の在籍数を出しています。
※ライバープロフィール・所属ライバー数については、2023年10月31日時点の各事務所公式HPの情報を参照しています。