近年、ライブ配信を本業にする「専業ライバー」が増え、個人がオンライン発信によって収入を得られる環境が整いつつあります。しかし、専業として継続的に活動していくには、時間管理や企画力、メンタルの強さなど、現実には想像以上に多くの能力が求められます。
専業ライバーとは、ライブ配信を中心とした活動を本業とし、配信による投げ銭や広告収益、イベント参加報酬、企業案件などを主な収入源として生活している人を指します。近年はライブ配信アプリの普及により、個人がスマートフォンひとつでエンタメ発信を行い、ファンとのリアルタイムコミュニケーションを通じて収益を得ることが可能になってきました。
また、専業ライバーは視聴者に楽しさや癒しを提供する「パフォーマー」であると同時に、自身のブランドを築き、活動を継続するための戦略を考える「事業者」としての側面も持ち合わせています。
専業ライバーの大きな特徴は、時間と場所に縛られずに働ける自由度の高さです。自宅やカフェ、旅行先など、生活スタイルに合わせて配信場所を選べるため、自分らしいライフスタイルを築ける点は大きな魅力といえます。
また、自分の「好き」や得意をそのまま配信内容として発信し、視聴者と共有できる点も専業ライバーにとってのメリットです。歌や雑談、ゲーム、料理、企画などを通じてファンが増えていく実感は大きなモチベーションとなり、収入にも反映されていきます。
さらに専業として活動していく過程では、配信内容の企画力や自己ブランディング、数字を意識した改善など、自然と経営者的な視点が身につきます。
一方で、専業ライバーにはデメリットも存在します。
まず大きな課題は収入の不安定さであり、月ごとのイベントやリスナーの動きによって収益が大きく変動するため、安定した生活基盤を作るには相当な努力が必要です。
また、長時間の配信や不規則な生活リズムは、体力面だけでなくメンタル面にも大きな負担をもたらすおそれがあります。視聴者の期待に応え続けるプレッシャーや、SNSでの反応に気を配るストレスも無視できません。
さらに、配信は自由な活動に見えますが、実際には「仕事として継続するための自己管理」が非常に重要であり、配信企画の準備やファン対応、データ分析など、多くの裏方作業を自分でこなさなければなりません。
専業ライバーAさんの実例を参考にした一日のスケジュール例です。
Aさんは深夜5時に就寝する生活であることから、朝起きるのは昼の14時ごろとなっています。起床後は食事をとり、配信の準備を行います。
そして16時ごろに配信を開始し、22時に一度配信を終了します。その後夕食やお風呂などを済ませてから再度24時に配信を開始し、午前2時に配信を終了します。その後は「自分の時間」として過ごし、5時ごろ就寝する・・・という流れで毎日活動しています。
ライバーである以上どうしても配信が中心の生活となってしまうため、気が付けば曜日感覚がなくなることも少なくないようです。休みの日には配信を行わず、完全なオフにするようにしていますが、友達と外出するほか家でまったりと過ごす時間もあるそうです。
参照:https://newme.321.inc/articles/interview/681
続いてBさんのスケジュール例を紹介します。
主婦ライバーとして活動されているスケジュール例ですが、朝6時には起床をして朝食やお弁当の準備をこなします。その後夫や子どもを送り出した後、10時ごろから雑談や企画会議などを配信します。お昼には昼食をとりSNSチェックを行い、その後子どもの迎えや夕食準備など家事をこなしていきます。
子どもの寝かしつけや家族団らんの時間を過ごしたあと、22時ごろから再度配信を再開します。1.5時間から2時間程度の配信を行い、23時半ごろには配信を終了して入浴・就寝を行います。
実は多くのライバーが活動しないと言われている平日の午前中は主婦層のリスナーが多く、格好のねらい目とも言われています。主婦ならではの時間の使い方をしています。
参照:https://traum-live.com/blog/beginner-liver-earn-50000yen/
専業ライバーを目指す場合、まずは経験豊富なトップライバーが所属している事務所へ相談してみるのがおすすめです。事務所に所属することで、配信のサポート体制やイベント参加の機会も広がるため、専業として活動を安定させる大きな助けとなるでしょう。
インスタのDMで、ライバーになりませんか?なんて来たことはないですか?
ライバー事務所は数多くありますが、どんな事務所なのかわからない。
ライブ配信のことは聞きたいけど、安心できる会社かわからない。
安心できる事務所を見つけるために、トップライバーや多くのライバーたちに選ばれている事務所を調べてみました。
※ライブ配信アプリ5アプリ(Pococha・17LIVE・BIGO LIVE・Mixchannnel・SHOWROOM)の2023年10月度(10/31時点)のランキング上位30位の計150名のプロフィール・SNSを調査し、ライバー事務所の在籍数を出しています。
※ライバープロフィール・所属ライバー数については、2023年10月31日時点の各事務所公式HPの情報を参照しています。