ライバー事務所に所属して専属ライバーとして活動するような場合、具体的な契約条件などをまとめて書類にした「契約書」を交わします。ライバー事務所との契約で重要な契約書の見方や注意点について理解しておきましょう。
一般的に、ライバーは企業の従業員でなく「個人事業主」として活動します。そのためライバー事務所に所属する場合も「雇用契約」でなく「業務委託契約」として条件をまとめられることが通常です。
業務委託契約の場合、ライバーは事務所の所属タレントとしてマネジメントなどのサポートを受けるものの、労働者として労働基準法による保護を受けることができません。そのため、最初にしっかりと契約書の内容をチェックして、自分で納得した上で契約することが後々のトラブル防止にも不可欠です。
ライバーとして活動していく上で、事務所から支払われる報酬や配信収益に対する還元率、支払い方法といった条件は最重要ポイントの1つとなります。歩合制や時給制、ボーナス制といった報酬形態の他にも、最低保証額の有無や入金日、銀行振込の手数料負担をどちらがするかなど細かい点が契約書で明記されます。
なお、契約書の内容でその後の報酬が決まるため、「おかしな点があっても後から修正すれば良い」といった考えは厳禁です。
契約期間や更新の条件についても確認します。一般的には1年契約となり、その後は自動更新によって契約が維持されます。また途中解約の条件や違約金の有無、また契約期間中の活動制限(他のプラットフォームでの配信禁止など)といった点も確認してください。
ライバーとして配信活動していく中で、動画や写真など様々なコンテンツが生まれます。これらのコンテンツは原則的に全て著作物として法的に保護されますが、その使用権などに関する著作権や著作者人格権といった権利が誰に帰属するか、あらかじめ決めておくことも大切です。
著作権が全て事務所に帰属する場合、例えば契約を解除した後、自分がそれまで使っていたアバターのイラストやBGMなどを使用できなくなる恐れもあります。
またその他にも所属ライバーとしてNGとなる禁止行為や諸条件についてきちんと共有してもらいましょう。
契約書で特に注意すべきポイントとして、まずは以下の5つを必ず押さえておくようにしてください。
契約書は法的拘束力が発生する文書であり、書類には日常生活で使わないような文体や単語が数多く使用されています。そのため慣れていない人にとっては難しく感じたり、よく分からないままサインしたりするケースも少なくありません。
しかし、プロのライバーとして活動していく上で、そのような契約について自分で責任を負うこともプロの務めです。
また契約書の内容や意味に疑問や不審点を見つけた時、素直に質問して誠実に答えてくれるかどうかも良い事務所を選ぶコツです。むしろサインや契約を急かしてきたり、質問の回答をはぐらかしたりする事務所は、たとえどれだけ好条件に見えても回避することが無難となります。
契約書を交わさず口約束やSNSのやりとりだけで契約をしようとする事務所は、悪質な可能性が想定されるため避けるようにしてください。契約書はライバーと事務所が対等な関係で活動していくための約束をまとめた書類であり、これをおろそかにする事務所は信用に値しません。
ライバー事務所に所属してライバー活動をするに当たり、全ての活動は契約書の内容が土台となります。そのためライバーとして最初に行う仕事は、何よりもまず契約書を細かくチェックし、納得できるまで細かく事務所へ確認することとなります。
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※参照元:321公式HP(https://321.inc/)